国土基本図
2,500分1国土基本図「VII-MD 88-4」(平7修正)
概要
国土基本図には縮尺2,500分1と5,000分1の2種類があります。1960年(昭和35年)から作成に着手し、その特徴は地域の実態を詳細に表現し、国及び地方公共団体における合理的な行政施策を推進するための役割を果たし得る、一般的な性格を持つ大縮尺の地図です。
全国の平野部やその周辺部の都市について整備することを目標に始められました。都市部に関しては、関係地方公共団体と共同で作成しています。
建物が一軒ごとに表現されたり、縮尺の制約による省略が少ないので実際の状態がそのままわかる地図です。主に公共事業の調査、計画、立案などに利用されています。
図式
地図に表示する記号や文字などを規定した「図式」は近年のデジタルマッピングの普及により、コンピュータによる作成に対応した「平成6年国土基本図図式」が最新の図式です。
図式規定の内容の道路と等高線について以下にあげます。
〈道路〉
真幅道路として表示するものは、2,500分1では幅員1m以上、5,000分1では幅員2m以上
〈等高線〉
主曲線の間隔は、2,500分1では2m、5,000分1では5m
区画及び図郭寸法
1枚の地図の図郭は800mm×600mm(実長で2km×1.5km:2,500分の1、4km×3km:5,000分1)で作成され、その区画は19系による平面直角座標系(公共座標系)で決められています。収容地上面積は、2,500分1図で3平方キロメートル、5,000分1図で12平方キロメートルです。50,000分1地形図、25,000分1地形図の収容地上面積がそれぞれ約400平方キロメートル、約100平方キロメートル(図により異なりますが)にくらべると、その範囲の狭さがわかります。
平面直角座標系は、日本独自に設定された座標系で、市町村のような行政単位がひとつの系(ブロック)に入るように設定され、系ごとに原点を決めて系内の位置がすべて原点からの距離座標で表せるようになっています。
投影法
ガウス=クリューゲル図法で作成されています。地球を回転楕円体として扱った横メルカトル図法で、正角の性質をもちます。
作成方法
写真測量による実測によって作成されています。
紙の規格
四六(しろく)判(788mm×1091mm)
色数
1色(電子複写図)
価格
1,200円
入手先
財団法人 日本地図センターにお問い合わせください。
