地図作りの道具たち

2011年 12月 02日(金曜日) 14:50

2011年 12月 02日(金曜日) 14:50

よく近所のひとや、子供にどんな仕事をしているのかと訊ねられ、説明してもなかなかわかってもらえない事がある。
そこで「地図作り」の工程をたどりつつそこで活躍する道具たちを紹介してみよう。


地図は編集→製版→印刷→納品という流れで作られる。 
今回紹介するのは、その中の印刷工程の主役、道具の中でも最大級の「印刷機」にしてみよう。

 

 photo 1 450

 

この印刷機は名前をコスモB型 L-249B(なんとなく腸によさそうな・・)といって株式会社 小森コーポレーションで生まれた、A0判オフセット印刷機 *1。  
主に当社の印刷物のうち大判印刷はこれを使っている。

 ◆A0判(1,025mm×880mm )主な用途:地図・ポスターなど
 ◆ハトロン判(900mm×1200mm)主な用途:包装紙など

一般的な新聞を広げた大きさが813mm×546mmだから比べると大きなことが分かる。
A0判を刷ることができるオフセット印刷機は全国的にも希少なのである。
地図を主に印刷している為、使用しているインキはほとんどが特色。

 

最近では4色印刷が多く特色を練る事の出来る職人も少なくなっているようだ。
印刷機自体は整備をして調子は良いのだが、製造後大分年月を経ている為に扱いには   かなりの熟練を要する。
大きな紙を印刷するだけあってかなり大きく、近くにいくと圧迫感がある。
図体だけでなく印刷中の音もまた大きい!印刷担当者に話しかけるもなかなか伝わらない事も。

 

【印刷機稼働中】 

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この印刷機は一度に2色刷ることが出来る。そのため10色刷りの場合5回印刷機を通すことになるので、紙もその都度積み直すことになる。
このサイズの紙を扱うにはかなりの慣れが必要である。
未経験者にはとても無理だそうだ。
ここにも「巧みの技」があるんだなぁ。

 

今回は、道具の中でも特に大きいものを紹介した。

次回は、逆に小さいものにスポットを当ててみたい。

 

(T. K.)

 


*1 オフセット印刷:印刷用の版と印刷される紙が直接触れずに、一度ゴム製の転写体にインキを付けそのインキを紙に転移させる印刷方式